きらきら光り輝く星の海。

星に願いを添える可憐な女性。

流れ星が挨拶するそれは神秘。

女性はそれを満喫すると。

小屋の中でお茶を始めた。

穂乃花「星空にはダージリン!」

横からパイを持ってひょこっと15歳のストレートな髪で健気。

穂乃花「たーるーとちゃん、今日はいい具合に焼けたねー。」

たると「はい、お姉さまに教わった甲斐がありました。」

穂乃花「完璧!ふわっとそしてアレンジがあるところー!」

たると「そんなに褒めないでください。」

穂乃花「でも褒めたいので褒めます。」

たると「褒めるとそのつど照れます。」

穂乃花「では礼賛しましょう!」

たると「それはへつらいになるのでは?」

穂乃花「うーん無聊。」

たると「戯れごとでも言いましょうか。」

穂乃花「言って!」

たると「パイの中にはわさび入ってます。」

穂乃花「どうりで!辛いですけどクセになりますねぇ。」

たると「お酒入れますか?」

穂乃花「変な寝方をする選手権でもやる?」

たると「それなら酒場に行きましょう。」

穂乃花「わさび以外にも入れた疑惑。」

たると「舌が肥えてますね。」

穂乃花「なんならイチゴジャムつけちゃえ。」

たると「入れたのはそこのイチゴジャムですよ。」

穂乃花「ダブルイチゴジャム!」

たると「それは狂気!」

穂乃花「ウォッカ頂きます。」

たると「ええ?」

22のお姉さんが泥酔して。

そのついでに絵を書いて。

翌日起き上がったら。

とんでもない絵だったので気絶しかねました。

穂乃花「カオス!」

たると「目に悪いです。」

穂乃花「売ってくる。」

すぐにそれは売れました。

5万円だそうです。

お姉さんそれが嬉しくてケーキ買ってきました。

穂乃花「ケーキをカオスにしてみた。」

お姉さん絵を描き始めてケーキを装飾した図が出来上がりました。

たるとちゃんは寝ていました。

穂乃花ちゃんたるとちゃんのベッドに潜り込んで。

就寝♪



ノルマンディーメーヌ自然公園がすぐ近くにあります。

ピクニックする義姉妹の穂乃花とたると。

穂乃花「写真撮っちゃお♪」

たると「自然豊かですね。」

穂乃花「たるちゃんをピシャ!」

たると「また公開するんですか?わたしの写真。」

穂乃花「アイドルにしちゃうぞ☆」

たると「わたしは構いませんが。」

穂乃花「この野花をあなたの髪飾りにするぞ。」

たるとの髪に花を添えた。

たると「綺麗になりました?」

穂乃花「もちろん!保証書は必要?」

たると「欲しいです。」

穂乃花「信頼ないのかなぁ。」

たると「何を基準にしているかが疑問です。」

穂乃花「直感。」

たると「なら当たりですね。」

騎士が歩いてきました。

第一の騎士「フランス王国も美しい繁栄をしているな。」

第二の騎士「文明も豊かで心も豊か、みんなうれしそうでなによりだ。」

第三の騎士「これも俺達が戦争をして世を創った結果かな。」

第四の騎士「戦争だけでこれらはできないぜ。」

穂乃花が吹く笛に釣られて騎士は近寄ってきました。

第一の騎士「これは殿下、いまはここにおられるのですね。」

穂乃花「殿下って言わない♪」

第二の騎士「なにせ各地でフランスの名誉を広めてくださっている。」

第三の騎士「私の自由を頂いたお礼は惜しみませんぞ。」

穂乃花「では自由の意味は?」

第三の騎士「自由の意味として敬礼!」

騎士一同、紳士に退場。

すでにその場を後にして草むらに突撃する22歳と15の妹。

野草を撮り尽くして薬草として使うんだとか。

穂乃花「秘技!花弁の舞!」

集めた花弁をまき散らしてヴァイオリンを奏で始めた姉妹。

たると「詩人っていいものですね。」

穂乃花「しばらくここら辺で活動するゾ。」

手を繋いでスキップで姉妹は自然公園を満喫。

花びらを落としながらの風のよう。

芸術家姉妹の吟遊詩人旅日和♪



中都市エヴルー。

エヴルーには大聖堂があります。

広場には芸能人や詩人がいっぱい。

娯楽には困りません。

本日は音楽家達と演奏です。

穂乃花「ヴィオラをギターのように弾いちゃうぞ。」

たると「轟け芸術!」

穂乃花「芸術は爆発だ!」

穂乃花ちゃんは花火を持ってきました。

音楽隊は喜劇のテーマに合わせます。

花火が一斉に爆発!

壮大なエンディングでした!

第一の市民「なんて美しい日曜日!」

第二の市民「チップは弾むよ!」

チップとして三万円頂きました!

第三の市民「たるとちゃんにはお菓子つきだよ。」

たると「子供に見えますか?」

第三の市民「いい意味で子供に見えるよ。」

たると「ありがとうございます。」

第一の兵士「巡回がてらこんないいものが見れるとは!」

穂乃花「舞いですら踊れますよ?」

第二の兵士「踊って見せてくれるとは。」

第三の兵士「あれ?日本貴族の方でしたか。」

穂乃花「フランス在中ですよ♪」

第四の兵士「招待政策はまったくの大成功だ!」

穂乃花「ちょっと!チップあり過ぎ!」

第一の市民「公平さがあるのだ、それ受け取った。」

第二の市民「我々の日曜日は青春ですから。」

穂乃花「これなら食べ放題行きます?」

たると「行きます。」

穂乃花「ちょっと!8万円突破!?」

たると「しばらくこの町にいます?」

穂乃花「さすらいの風が吹く。」

たると「では次の町へ、さすらいの風で今日中には帰りませんよ。」

穂乃花「無論、明日もさすらいの風が吹く。」

たると「チップどうします?もっと使う?」

穂乃花「さすらいの風が吹く。」

たると「人気っていいですね。」

穂乃花「わたし達はさすらいの吟遊詩人。」

たると「そう、さすらいです。」

穂乃花「さすらいですね。」

たると「さすらいですよ。」

穂乃花「地味にハメますね。」

たると「次の広場行きますよ。」

穂乃花「さすらうままに。」

たると「さすらいにハマりました?」

穂乃花「さっきいた道化のマネ。」

たると「食べ放題にはありつけませんね。」

穂乃花「わたし達を呼ぶ声が目の前に!」

市民一同「あの有名な日本人だ!なにかやってもらおう!」

穂乃花「既にやってるよー!姉妹で曲芸!」

羽子板でスタイリッシュにバドミントン!

スーパープレーは息が合ってるからこそ繰り出せる!

お祭り騒ぎの美麗なる町!



不思議な事にノルマンディー地方でオーロラが連続的に発生しました。

せっかくなのでみんな集めてカフェを開きました。

おばあちゃん「スペシャル・カフェなんて素敵!」

穂乃花「若かりし頃を思い出すとか?」

おばあちゃん「そうよ、かつての伝説的ウエイトレスの腕が鳴るわ。」

たると「お客さんいらっしゃいました。」

お客さんは50名が一気に!

お手伝いさんや便乗犯もいっぱい!

穂乃花「ランダムドリンクにします?」

良心的市民「いいね!ぜひとも!」

穂乃花「召し上がれ♪」

良心的市民「ん?なんかすんごい味だぞ。」

穂乃花「しょうが湯です、あたたまりますよ。」

良心的市民「おお!ホットドリンク!まさに薬味!」

たると「わたしのランダムドリンクはこれです。」

第一の市民「すごい色だなぁ。」

第二の市民「なんかねばついてます?」

第三の市民「ラテの中にチョコレートだ!」

第四の市民「うまい!だが飲むのは腕が問われる!」

たると「お気に召しました?」

市民「ちょっと待って、飲むのに集中。」

たると「光栄です。」

道化「あなたに飲まれるダージリンは光栄に思っておりました。」

女性「まあ!なんて気が利くことですの!」

道化「こちらのチョコレートがあなたの所へ行きたいと。」

女性「なんてロマンチック!チョコレートさんどうぞ♪」

穂乃花「またオーロラが出てるよ!」

たると「女王様が即位したから?」

穂乃花「気が利くね!まさにその通り!」

市民「遊覧飛行の飛行機が飛んでるよ。」

穂乃花「飛行士も早くに気付いたなー。」

たると「カオス・ブレンド。」

市民「普通のコーヒー?」

たると「わさび入ってます。」

市民「だからか、おれはぎょえーを延滞していた。」

良心的市民「何が出るかわからないカオスブレンドは趣味だぜー。」

穂乃花「こちらのパイには?」

市民「おいしい!これは一級品を超える!」

穂乃花「ブルーベリーやイチゴをミックスしてましたー♪」

市民「これもっと食べたい!」

おばあちゃん「しばらく留まってくれたらいいね、それを教わりたいし。」

穂乃花「もちろん!吟遊詩人はさすらいが常!」

市民「おお!毎日来ちゃうぞ。」

穂乃花「どうぞ♪」

たると「ファンがいっぱいですね。」

穂乃花「しばらくここに滞在するぞ♪」

お客さん大絶賛!

シスター・カフェは今宵も宴に響き、人々を迎える。



今日は雨の日です。

パリ郊外の別荘でたそがれてます。

たると「やっぱり雨の日ですねー。」

穂乃花「恵みの雨を楽しむ贅沢。」

たると「雨は知恵がある人ほど楽しめるみたいです。」

穂乃花「だからたるちゃんはコーヒー持ってるんだね。」

たると「テラスでたそがれます。」

穂乃花「この爽やかな雨の空気。」

たると「癒されますね。」

穂乃花「雨のしずくが跳ね返る美音♪」

たると「菓子パンをどうぞ。」

穂乃花「いや〜ん!わかってるー!」

たると「独り占めみたいですね。」

穂乃花「雨の日の美しさがわからない人っているの?」

たると「いるらしいです。」

穂乃花「信じられない!」

たると「わたしも信じられないです。」

穂乃花「少し雨にあたってみよっか?」

たると「濡れない程度にしましょう。」

穂乃花とたると。

テラスから出て少し雨にあたってはしゃぐ。

穂乃花「なんか子供に帰った!」

たると「美麗!」

穂乃花「コーヒーおかわり。」

たると「飲みすぎはいけませんよ。」

穂乃花「ではたるちゃんに抱き着きます。」

たると「抱きつかれます。」

すぐそばのソファーに飛び込み2人でじゃれ合い。

穂乃花「あったかくてやわらかい・・・。」

たると「心地よくていい匂い・・・・。」

穂乃花「雨のしずくがわたしたちを祝福しているみたい・・。」

たると「素敵です。」

穂乃花「わたしは雨を歓迎。」

たると「雨はわたしたちを祝福。」

穂乃花「ああなんて美しいひととき・・。」

そのまま2人抱き合いながら。

雨を観賞。

木々がこだまし、しずくは奏でる、美麗な日をふたりは愉しむ人の美よ・・・。



パリ市内で遊んだあと。

別荘に戻ってお茶してます。

そこにギンバトが舞い降りました。

穂乃花「かわいい!アンネさんちのハトだー。」

たると「わっと!肩に乗りました。」

ギンバトは何やらしきりに鳴いてます。

特徴的なかわいい鳴き声。

穂乃花「なにか欲しいんだよー。」

たると「ではこのパンを召し上がれ。」

テーブルのフキンをどかしたら。

ふっくら特製パンが露になりました。

たると「はいお食べ。」

ギンバトちゃんはたるとが手に乗せたパンを。

一生懸命頬張ります。

ギンバトちゃんはお礼に。

なでなでさせてくれました。

穂乃花「かわいい♪きれい♪」

たると「おしゃれに気合いが入ってますね。」

ギンバトちゃんはなてなでされまくると。

とことこ歩いてから。

飛び去って行きました。

しばらくすると。

今度はうさぎさん来客です。

穂乃花「にんじんならあるよー。」

うさぎさんはニンジンを頬張り。

なでなでしていいよー。

的なしぐさで。

もふもふされると。

テラスでぴょんぴょん飛んで。

少しずつ帰っていきました。

ボサッ!

ずんぐりしっかりとした音。

お次の来客はカラスちゃんです。

カラスちゃんはカーカー鳴きながら。


野鳥用パン置き場からパンをかっさらって。

飛び去って行きました。

穂乃花「今日はお客さん多くていいね。」

たると「賑やかですよね。」

穂乃花「人気ですねーこの別荘。」

たると「しばらくここにいたいです。」

穂乃花「パリは3週間後にお祭りがあるので。」

たると「まだ滞在できますね。」

穂乃花「パリで儲ける?」

たると「半年くらい?」

穂乃花「定住しちゃう?」

たると「他の場所にも行きたいです。」

穂乃花「じゃあ鉄道と船でイギリス?」

たると「イギリスよりブリュッセル行きたいです。」

穂乃花「おー!鉄道旅だー!」

たると「おー。」

ふたりで手を挙げて。

ベルギーも候補になりました。

しばらくパリ郊外に定住です。



パリのお祭りで遊んでます☆

中央広場のはしっこで。

2人ともゴスロリ姿。

道化ごっこ。

穂乃花「このリンゴをお食べ。」

市民「白雪姫の老婆ですか?」

穂乃花「若いですけれど。」

市民「雰囲気がかわい過ぎます。」

穂乃花「ではわたしはひーっひひひと言えばいいの?」

市民「らしいなそれ。」

穂乃花「ではこの毒リンゴをお食べ。」

道楽市民「いや、毒って言っちゃダメだろ!」

たると「お兄さん、これた・べ・て♪」

良心的市民「それはズルい!」

穂乃花「このリンゴを買ってくれないと。」

たると「家に帰れないんです。」

良心的市民「ではチップとして3000円払おう。」

市民一同、リンゴを購入。

穂乃花「まいど!」

そのままみんなと踊って。

ハイタッチで別れます。

親衛隊の格好をしている人達が。

エアガンで撃ちあってました。

どちらのチームが勝つかの賭け事みたいです。

草の弾丸を使用して。

戦場で撃ち合い。

広場の真ん中には音楽隊。

人がいっぱい。

写真家が撮影依頼してきました。

かわいい服装で2名は目立ってます。

穂乃花「わたし?マッチ売り。」

たると「これを売らないと帰れないんです。」

物好き市民「変わった絵柄だな。」

穂乃花「自描きです。」

物好き市民「ってこれプレミアモノも混ざっている!」

市民一同「マッチ箱コレクションで古いヤツだ!レアじゃないか!」

穂乃花「まいど!」

マッチ売りの少女は大人気!

穂乃花とたるとは手を繋いで。

スキップして。

アイドルステージに上げられ。

歌ってました♪

次の日に新聞で。

ゴスロリ姉妹吟遊詩人2人旅。

という記事になりました。

パリのお祭りはみんなハイテンション。

笑顔の花がたくさん咲きました♪



パリ市内にある「しばいぬふれあいパーク」で遊んでます☆

穂乃花「もふもふだー!」

たると「ひぎゃあ!」

穂乃花「たるちゃんモテるねー。」

たると「天国ぅ〜。」

穂乃花「さあおやつあるよ、こっちにおいで♪」

群がる笑顔の猛獣をひらりひらりとかわし。

てなづけた穂乃花。

たると「はいどうぞ。」

市民「ん?」

おやつを知り合いに手渡し。

市民に群がるもふもふ。

市民「うぎゃああやってくれたな!」

たると「嬉しそうですね。」

市民「たるちゃん、素晴らしい拍手喝采。」

たると「もうちょっとおやつ乗せます。」

市民「群がる群がるもふもふワンダーランド!」

穂乃花「ほら!豆柴!」

柴犬をだっこする穂乃花。

足元には小さい子犬がずらりと。

たると「柴犬ホーミングしてきます。」

穂乃花「鋭利にかわしてごらん♪」

たると「こっちですよー当たりません。」

でも数が多過ぎた!

たると「あわわわおやつ放棄!」

後ろには尻尾をぶんぶん振って。

近寄る子犬。

たるとは子犬を抱いて満面の笑顔♪

穂乃花「いや〜ん!いっぱいもふもふがくるー!」

溜まらずサークル外に出ます。

次はたるとが狙われました。

たると「なんか猛烈に摺り寄せてきます。」

穂乃花「さっきいっぱい放したなー!」

トレーナー「すまん調子に乗った。」

穂乃花「カップルが集中攻撃を受けている!」

彼氏「なになに数多過ぎ!」

彼女「地獄のもふもふ!」

たると「ただいまです。」

サークル外に退避したたると。

子犬を抱いています。

たると「すりすりします。」

トレーナー「持って行っちゃダメだぞ?」

たると「こんなふうにですか?」

トレーナー「ダメダメ!わざとやらないの!」

穂乃花「休憩してからまたもふもふ♪」

たると「休憩コーナーでお茶しましょう。」

穂乃花「もふもふもふもふもふ!」

たると「わたしがかわいいからってもふもふしないでください。」

穂乃花「かわいければもふもふしなければならない都市条例があります。」

たると「わー。」

姉妹でふんわりお茶タイム♪

柴犬はワンワン!っとお次に誘う。

もふもふの魅力にかわいさビックバン!



花束を持って。

出かけていく穂乃花。

たると「彼氏!?」

穂乃花「わたしは結婚しませんよ?」

たるとはついてきました。

たると「まだ彼氏ってことですか?」

穂乃花「いいえ?」

たると「お友達判定ですか?」

穂乃花「近いかな。」

近所にある豪邸みたいなおうち。

そこにかわいいあの子が。

穂乃花「好きです!つきあってください!」

黒柴は喜んで尻尾をふりふり。

たると「・・・・!?」

穂乃花「はーい♪」

穂乃花は花束をちぎって。

柴犬を花できらびやかに♪

花で飾られた首輪で。

ご機嫌な黒犬♪

飼い主が出てきて。

飼い主「頼むよ。」

穂乃花「はい!」

そのままお散歩へ!

たるとはきょとんと不思議顔。

穂乃花「一回でもいいから黒柴とお散歩したかったんだー♪」

たると「彼氏って?」

穂乃花「このワンちゃんだけど?」

たると「このかわいいもふもふですか?」

穂乃花「ふれあいパークのときに魅かれて・・・。」

たると「なんと。」

柴犬は心地よく散歩を愉しみ。

最後は特製パンを貰って大喜び♪

帰ってくると。

ご主人が豪華ディナーでおかえりなさい。

飼い主「急用で散歩が難しくてね、助かるよ。」

穂乃花「こちらこそ!愉しませてもらいました!」

帰路。

たると「彼氏はいないんですか?」

穂乃花「女性が結婚するとは限らない!」

たると「わたしは彼氏欲しいです。」

穂乃花「むやみに求めないほうがいいよ。」

たると「お年頃なんです。」

穂乃花「常識は万能ではありません。」

たると「愚直なんでしょうか。」

穂乃花「固定概念。」

たると「結婚とかは万人には適合しない、勉強になりました。」

穂乃花「そうそう、女性が結婚するとは限らない。」

たると「人それぞれ、結婚制度をよしとしない正しき人かな。」

穂乃花「さてと、花束購入!」

たると「またいるんですか?」

穂乃花「たるちゃんを花で飾るその美麗!」

たると「あっ・・・わたしこれ結婚なんてもったいないです。」

穂乃花「好き!かわいい!」

たると「自分が綺麗だと初めて知りました。」

穂乃花「一度じゃないゾ♪」

手を繋いで踊る2人。

花でも木の花のように毎年。

毎日咲く女性以上の女性かな。



丘の上に木々が数本。

木登りした穂乃花。

たるとが下から見上げてます。

穂乃花「ここから全部見渡せる。」

たると「世界もですか?」

穂乃花「そう、わたしの世界すべて。」

たると「わたし達ってどこから来たんでしょうね。」

穂乃花「この見渡す大地から生まれ、大地に帰る。」

たると「この木とわたし達は同じなんですね。」

穂乃花「生命は大地から生まれる。」

たると「わたし達の母親って地球ですよね。」

穂乃花「考えなくてもわかるよねー。」

たると「考えることは不自然なことでもあります。」

穂乃花「成長したなー。」

たると「女性って花?」

穂乃花「桜と同じだゾ。」

たると「じゃあ毎年咲きますよね。」

穂乃花「散ったら最後ではありません。」

たると「年を取ったら?」

穂乃花「年?年ってなあに?」

たると「加齢のことですよ。」

穂乃花「年齢に依存するの?」

たると「年齢を上手く使うんですか?」

穂乃花「考えなくてもそこまでわかるようになったんだー。」

たると「不思議です。」

穂乃花「不思議だね。」

たると「死んだら大地に帰る。」

穂乃花「死とは大地への帰還も意味する。」

たると「わたしって何のためにいるんだろう?」

穂乃花「理由はないよ?」

たると「なにかの為にいるのではなく。」

穂乃花「そうそう。」

たると「居るから居る。」

穂乃花「そういうこと。」

たると「単純ですね。」

穂乃花「難解の果ては単純。」

たると「上がります。」

穂乃花とたるとは木々の上で絶景をふたりじめ♪

たると「見渡す限りのわたしの世界。」

穂乃花「いい風。」

たると「妖精みたいにくつろぐよ、木々と小鳥とわたしはねー。」

たるとが歌を歌いだして。

ふたりで軽やかに交互に綺麗に響く。

丘の上の木々まで。

それは清らかな音色と空と。



穂乃花「揃えました!」

テーブルにたくさんのお茶のもと。

たると「まにあですね。」

穂乃花「最初はマカ粒かな?」

たると「わたしは黒ごま黒豆。」

穂乃花「ハマった!」

たると「うわっ!」

穂乃花「青汁です!」

たると「苦そう・・・・。」

穂乃花「勝利!苦勝!」

たると「味も台詞も巧いです。」


穂乃花「挑戦!ごぼう茶!」

たると「とうもろこしのひげ茶。」

穂乃花「なんとまにあっくな!」

たると「なんかよくわからない味です。」

穂乃花「好みが出るなあ。」

たると「たんぽぽコーヒー。」

穂乃花「オオバコジュース。」

たると「これまにあ過ぎですね。」

穂乃花「うえー。」

たると「まずいですか?」

穂乃花「複雑な味ですね、クセになる。」

たると「そのまま飲むんですね。」

穂乃花「混ぜちゃえ。」

たると「一緒に自爆しましょう。」

ふたりで飲んだ混ぜジュース。

そのまま目がバツになって。

ソファーで共倒れでした。

ばたんきゅー。



使者が訪ねてきました。

穂乃花「いらっしゃい♪」

使者「穂乃花殿に頼みがありまする。」

穂乃花「もしかして結婚したいの?」

たると「ひゃーすごいです。」

使者「女王陛下が宮廷道楽として迎えたいと。」

穂乃花「えーいいのー?」

たると「腰を落ち着かせますか?」

穂乃花「そろそろ落ち着かせたいねー。」

使者「では特別待遇でおいでくださいませ。」

宮廷。

使用人「おいでなさいました!」

騎士「ささ、前へ。」

王座に迎えられます。

膝を落として座ります。

女王陛下「お初ですね。」

穂乃花「お見知りおきを。」

たると「覚えてくれたら嬉しい限りです。」

女王陛下「まあかわいい♪」

たると「恐縮です。」

穂乃花「宮廷道楽の件に呼ばれて参りました。」

女王陛下「わたくしは柔らかさが大切と思います。」

たると「硬いばかりの世ではみんな縮こまって窮屈。」

女王陛下「その通り、あなた方が必要です。」

穂乃花「わたしは芸術政策こそ偉大だと思っております。」

女王陛下「やはり芸術は世の常、同志に恵まれているようです。」

穂乃花「わたしも道楽者としてふるまいます。」

女王陛下「よろしくお願いしますね。」

穂乃花「御意。」

たると「よろしくです。」

女王と謁見したあと。

方針書が手渡されました。

「好きなように道楽に興じてください。」

穂乃花とたるとはハイタッチして。

宮廷に居を移し。

道楽人生新たな幕開け。

放浪の芸術家は。

いまここに居場所を見つけ。

笑顔のままに愉しむ美麗な刻。

芸術は神秘。

2人の吟遊詩人は。

終着駅に辿り着いた・・・。

END。