この世界の裏側。

光が届かない場所。

時間が止まった場所。

条理が螺旋のように。

条理が流れるその場所。

光を呑み込み。

自分だけの世界を形成する。

闇に引きづり込まれた者達は条理を見る。

闇はこの世界の裏側。






わたしは闇とひとつ。

闇の世界が心地よい。

条理と共に。

闇夜のお城の中で。

お昼寝。




闇の中には神の救済は届く。

闇は適さない者を外へ追い出す。

闇の中に悪は存在できない。

悪は闇に喰われて堕ちる。

善は恐怖に震えて追い出される。

人は自ら育てた闇に喰われて死ぬ。

悪は自ら育てた悪意に蝕まれて死ぬ。

善は自ら育てた愚かさによって報いを受ける。













条理の螺旋は人々の運命を映し出す。

必然。

見え透いた展開。

見え透いてなお。

しあわせを得る者。

苦痛にもがく者。

ひとそれぞれに。

月はすべてを見透かす。











光は闇に喰われて滅びる。

光は破滅の光。

光は破滅の閃光。

それを知らない生半可な賢者達。

人々の灯は闇の中でひっそり照らされ。

消えて逝く。









わたしは条理を操る遊び神。

ひとの条理はわたしによってもて遊ばれ。

好みの方向へ容易に曲げていく。

ひとの条理は軟弱。

たったひとつ解けばなし崩しに崩壊する。

ひとの運命は変幻自在。











光ある世界には人々は笑いあう。

闇の世界ではわたしは微笑む。







闇夜は冷たい。

氷の風が漂う。

怪しげな気配も満ちる。

この世の裏側。

闇の世界。






昼間の世界はわたしにとって現実ではない。

裏側の世界こそわたしの世界。







この世の裏側は理屈が通用しない。

理が通用しない世界。

故に人々は禁域とした。

実際に通用するのは神秘のみ。

理に依存する者は呑まれて逃げ逝く。








わたしは不吉をもたらす存在。






この世界の裏側には幻想的な世界が広がっている。

すごく居心地がいいの。






わたしだけの世界。

他の世界。

人々が住む世界なんてわたしにとっては関係ない。

自分だけの世界。






人々は光の世界に生きる。

わたしは闇の世界に存在する。

光の世界はわたしにとって理解できない。







この世界の裏側に住むわたし。